堀先輩の言葉

Q.じほうに入社したきっかけは何ですか?

 医療・医薬品業界で働く方を読者としている、じほう記者の取材フィールドは医療分野の規制を担当する厚生労働省や、そして現場の医療機関や製薬企業、薬局などになります。自分が書いた記事は“必ず”紙面に掲載されるため、日々のモチベーションと達成感に繋がります。

また、ワークライフバランスが実現していることも大きな魅力の1つでした。新聞記者の中には、業務のためにプライベートを犠牲にしているという人も少なくないと思います。一方、じほうが発行する新聞媒体は日刊ですが、発行日は基本的に平日のみとなっています。このため、カレンダー通りの休暇取得が可能です。友人や知人と週末の予定を合わせやすいため、土日は心身ともにリフレッシュできる時間を過ごせています。また、しっかりと休養をとることが、仕事でのパフォーマンス発揮にもつながっていると実感しています。

「医療業界の発展に貢献できる専門性の高い記事を毎日発信しながら、充実した私生活も送ることができる」

これが叶えられる環境だと思ったからこそ、入社を決めました。


Q.入社当初はどんな仕事を任されましたか?

 入社後は、厚労省のがん対策や感染症対策を取材する担当記者として辞令を受けました。私の場合は、入社時に、記事を書くために必要な専門知識を何も持ち合わせておらず、初めて参加した厚労省の検討会では、何がニュースになる部分なのかが全く理解できなかったことを覚えています。

ただ、そこは先輩方が丁寧にサポートをしていただいたおかげで、少しずつ日々の業務をこなせるようになっていきました。また、記者クラブに投げ込まれるプレスリリースへの対応や、厚生労働大臣が行う定例会見の取材を通じ、医療業界・行政の全体像を徐々につかんでいきました。特に、大臣会見では、厚生労働関係の政策に幅広く対応する力が求められるため、自身が普段担当していない領域についても徐々に理解が進みました。

Q.現在はどのような仕事をしていますか?

 現在は、首相官邸の前にある国会記者会館に常駐し、主に国会や与党内で行われる政策議論を取材しています。また、国会担当に異動して間もないタイミングで、新型コロナウィルスが蔓延。そのため、「新型コロナウィルス感染症対策分科会」などの政府関係会議についても、当時から現在まで追い続けている取材テーマの一つです。ウイルスの脅威に対して、手探りで対応策を検討する政府の姿を取材できたことは、記者人生の中でも貴重な経験になりました。

コロナ禍の影響もあって、政治は医療や社会保障に、これまで以上に大きな関心を寄せるようになりました。国会では、医療を取り巻く課題や将来の社会保障の姿について、以前にも増して活発な議論が交わされており、そのような現場に身を置いて取材できることに、記者としてのやりがいを感じます。

国会や与党内での政策議論を取材できる記者は、全国で見てもほんの一握りです。国の政策形成プロセスの最前線に立って仕事ができることは、弊社の利点であり魅力だと言えるでしょう。


Q.学生のみなさんにメッセージ

 専門紙や業界紙と聞くと、一般紙やテレビなどと比べて“狭い”世界での活動をイメージしてしまうかもしれません。私も入社前は、そのような印象を抱いていました。しかし、じほうの記者が活躍する実際の取材現場は、一般紙やテレビなどの大手メディアと大きく変わりません。ただ、その取材現場を「医療者」や「医療機関の経営者」の目線で捉え、一般メディアより“深く”掘り下げていくことが、専門紙というメディアの特色だと思います。

そのため、じほうの記者として働くことを考える際は、「医療」や「社会保障」を生涯の取材テーマとして、関心を持って取り組めるかどうかが重要になってくると思います。

これから記者としてのキャリアを踏み出そうとしている皆さんが、じほうの門を叩いてくれることを心待ちにしています。

ある一日

午前10時:厚生労働省の記者クラブ到着。メールやプレスリリース確認、国内外のニュース確認

午前11時:省内の役人を取材、原稿のヒントを得る

午後12時:昼食

午後1時:原稿執筆に向けた整理

午後3時:省内の検討会を取材

午後5時:検討会終了、追加取材(検討会出席者に対して直接話を伺う)

午後6時:原稿執筆開始(取材で得た材料をまとめて、ポイントを整理して書く)

午後7時半:原稿入稿、校正によるチェックへ

午後8時半:記者の最終チェック完了、終業

午後9時半:帰宅


 9時前に帰宅できればランニングや読書をするようにしていますが、取材では対象者の時間に合わせる必要があるため、自分の努力だけで早くできるわけではありません。開始が遅ければ帰宅も遅くなります。もちろん、取材の時間が早ければ早く帰ることもできます。